自分探し

 昨日聴いた文化系トークラジオLifeについて少し喋ってみます。新書「自分探しが止まらない」の著者である速水健朗をゲストに迎えて「自分探し」について語る内容でした。僕は実際その本を読んではいないのだけど、amazonや、とあるサイトでの著者自身の発言から推測するにちょっと前に流行った「自分探しブーム」批判のようです。「今更かよ(笑)よくそれで金を稼げるな(笑)」というのが僕の正直な感想です。
 2ちゃんねるを利用している人なら分かると思うが逆に「自分探し批判批判」をしたくなるくらい、かなり前から「自分探し批判」の書き込みはあちこちで散見される。オカルト批判・宗教批判・文系はバカ論もそれと同様にだ。
 おそらく、言葉が唯一の武器であり、かつ普段は寡黙だが、不適切な発言をするや否や途端に口を挟んでくる一定数の観客がいる2ちゃんねる(匿名掲示板)上では「ディスプレイの前でいかに冷静に、そして客観的になれるか」が一番重要な要素になるだろう。それ故に現実主義的書き込みが量産されるのだと僕は思う。そこからネットウヨクに繋がるのかどうかは分からないがw、彼らが行き過ぎた現実主義を唱えることは多々ある。例を挙げると、心理学・経済学はオカルトと同じだという主張。
 そして僕は速水健朗の主張を、今更なコピペだと批判すると同時に、行き過ぎた現実主義であると批判したい。
 
 で、Lifeの内容で一番影響を受けたのは「大学の4年間blogをつけろ」だ。このブログを作った動機の99%はこの発言で残りの1%は受験に落ちた際のプライドの保護である。
 余談になるが、「黒人の一流スポーツプレイヤー達は少年達に安易な希望を持たせないという優しさを持っている」という発言があったが、BS1ベッカムのチームが少年サッカー教室を開くのだが、その際彼らもまた「サッカーだけじゃなくまじめに勉強するんだよ」「そっちのほうがウンとお金持ちになれるさ」(正直忘れたので結構適当に書いた)的発言をしているのを僕は以前観た。レッドソックスの松坂の、こちらも少年野球教室で「僕は家の手伝いをして体を鍛えた。君達も野球だけじゃなくお手伝いをしましょう」発言と比べると、現代の日本の特徴が見えてくる気がする。但し日本社会は黒人差別の根付いている社会と違って、芸能・スポーツ以外でも努力次第で出世ができるからである、とも言えるだろう。


・11時、体内時計を調整するためにベランダで日光浴をしている時、茶髪でロングなストレートヘアの20代前半の美女が俺のアパート近くをゆっくりとチャリで通っていた。賭けにでて手を振ってみたが、彼女はそれに気づくことなく視界から消えていってしまった。